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四川大地震 その後

四川省で発生した大地震から10日たちました。既に救助活動から、復興活動へ移りつつあります。

中国政府は一週間目の19日から3日間を追悼の日と定め、テレビはどこのテレビ局も全て同じプログラム(地震報道)を放送しています。

この広東省のケーブルテレビもいつもなら香港の放送を見ることが出来るのですが、この3日間は特別番組で中国政府に完全に情報管理されています。

既に4万人を超える死者が報告されているように被害は甚大で、被害報道や援助報道には大きな意義があると思います。報道を見た多くの中国国民は義捐金を送り、ボランティアで援助物資を集め、義捐金を募っています。

しかし、テレビのチャンネルを替えても同じ番組しか見ることが出来ません。そこに情報管理による思想統制を強く感じてしまうのは私一人でしょうか。
中国国内には先のチベット問題(聖火リレー妨害問題)に現れるように多種の民族の多様性があります。それが、今回の地震報道では中華民族は一致団結して困難に立ち向かい、克服すると言う美学ばかりが強調され、諸外国からの援助の報道はごく限られたもの(私は一度も見ていない)です。
3日間繰り返し、繰り返し報道されるこれらの統制された情報は中国国民をひとつにまとめるのに非常に効果があると思われます。

そうして、このように統制された中で北京オリンピックが開かれるのです。

普段は意識することのない一党独裁政治組織ですが、このようなときにはそれが非常に強く表に出てきて、とても強大な中華民族(実際は52少数民族を含む)を意識させられます。

被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げたいと思いますが、政府の情報統制にはなんともやりきれない思いです。
多くの民族と多くの文化がお互いに協調し、助け合って中国を築き上げるはずなのに、ただひとつの中華民族という言葉で結束させ異文化(52の民族文化)を排除するような意図が見えるからです。
ただ救いなのは、政府の意識とは関係なく、民族を超えて援助を申し出、援助を受け取る寛大な庶民の行動がそこにはあることです。

被災地の皆さんの一日も早い復興をお祈りします。

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